最後の晩餐会

最後の晩餐会

連絡が途絶えていた友人から久しぶりの連絡に嬉しくなる

最近、遠く離れた場所で住んでいる人から連絡が入りました。遠距離になってから、かれこれ1年以上は連絡をとっていなかったのですが、久しぶりに連絡をもらって嬉しい気持ちになりました。

 

 その友人と出会ったのは、数年前のある偶然に起こった出来事でした。お互いの仕事は全く違い、お互いの年齢も10歳以上かけ離れていましたが、会話をする度に新しい刺激を得られる関係でした。

 

 知り合ってからしばらくは毎週のように会って、いろんな場所に出かけたり、仕事の進歩状況を話したり、食事に出かけたりしていました。今考えると、懐かしい気持ちになります。

 

 楽しい時期もありましたが、仕事の事情で転勤となり、それ以降はだんだんと連絡する頻度も減ってきて、最近では全く連絡を取らない状況でした。そんな状況でしたが、ある時突然連絡をくれたのです。

 

 予想していなかったことだっただけに、驚きもありましたが、嬉しい気持ちが上回っていました。元気に過ごしていること、仕事で自分がやりたかったことが出来ているという報告に、自分のことように喜べました。

 

 その友人といつ再会できるのかは、現実的には難しいかもしれません。遠距離であることや、お互いに忙しいことから、別れる時にも予定をつくりませんでした。

 

 でも、いざ連絡をもらった時は、もう会うことはないだろうと分かっていても、いろんな思い出が頭の中で浮かんできて、出会えたことに感謝したい気持ちになりました。

 

 人との出会いは、別れという辛い面もありますが、それ以上の嬉しさ、喜びを与えてくれるように思います。人生のうちに出会える人なんて、人口の数からすれば、ほんの一握りの数です。偶然に満ちた人生の中で、偶然に出会えたことはとても貴重な体験のように思います。